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例えば、
「最近指先がしびれるなあ」
なんてことがあっても、「手っ取り早く義手にしよう」なんて普通思いませんよね。
食べ物に気をつけたり、タバコを控えたり、散歩したり、お風呂に入ったり、マッサージをしたり。
血行を良くして何とか改善しようと努力しますよね。
10本ある指が1本なくなったら大事(おおごと)なのと同じように、
28本ある歯が1本なくなることだって大事(おおごと)なんです。
だからボクは、簡単に歯を抜いたりしません。
抜けそうな歯でも、ボクとあなたががんばることでまたしっかりしてくることだってあります。
そうならないために予防・メンテナンスに並々ならない情熱を注いでいます。
それでも問題が起きてしまえば、精一杯の治療を選択するのも歯医者の仕事です。
歯が抜けないようにがんばったのにどうしてもダメだった。
残念だけどそんな事態になってしまったとき、あなたの選択肢は4つ。
ひとつめ。 ブリッジを入れる。
ふたつめ。 部分入れ歯を入れる。
みっつめ。 そのままにしておく。
よっつめ。 インプラントを入れる。
ここでそれぞれの是非を問うことはしません。
それぞれにいい点があり、悪い点だってある。
もともとあったあなたの歯以上にいいものなんてありえないんです。
ただ、もしボク自身の歯が抜けてしまったら。ボクの親の歯が抜けてしまったら。
ボクはインプラントを選びます。

ボクは、歯医者としてホンモノの仕事をしたいという使命感を持っています。
歯がボロボロになった先に待っているのは、入れ歯。
入れ歯で食べるごはんの味気なさ、知っていますか?
入れ歯を入れると寝たきりになったり、ボケが進みやすくなるってこと、知っていますか?
年をとったら入れ歯が当たり前という風潮を、ボクはなくしたい。
中高年と言えば、ボクの両親、そして祖父母の世代。
歯が悪くなると、こんな風に人生が変わってしまうんだ――。
そんな実例を身近な肉親に見てきました。
ボクが両親のことをそう想うように、あなたにも豊かな人生を送ってほしいと願います。
あなたにとって一番いいのは自分の歯。
その歯をどうやってももう守ることができなくなってしまったそのときにだけ、
前向きで積極的な人生を取り戻すために、ボクはインプラントをします。決して総入れ歯になるまで放っておいてはいけないと考えています。
インプラントは人工の歯だから手入れをしなくていいと思っている人がとても多いけれど、
インプラントだってきちんと歯みがきをしないと歯周病になります。
歯周病がひどくなって骨が溶けてしまったら、二度とインプラントできないことだってあります。
だから、歯が抜けないようにがんばってくれた人、きちんと歯みがきをしてくれる人にだけ
ボクはインプラントをします。
歯が抜けると、人は(身も心も)年を取ります。
ブリッジも部分入れ歯も、抜けてしまった歯の両側の歯に負担がかかるので、
結局は多くの歯を失うことにつながります。
ボクは、あなたを総入れ歯のおじいちゃん、おばあちゃんにしたくありません。
若さを保って、心も身体も健康で豊かに生きてほしい。
だから、残せる歯は残して、インプラントを入れるにしても最小限で。
ボクみたいな正直すぎる歯医者はあまりいないかもしれないと自分でも思います。
でもボクは、自分の信念やモラルを大事にしたいと思う。
あなたの若々しい人生をサポートすること。
それが歯医者としてのボクの幸せであり、使命なんです。

患者さんにとってのインプラント治療の意味
ボクはインプラント治療に力を入れています。でも、正直に告白すれば、「インプラント手術をバンバンこなすインプラント専門医という自分のキャリアを創りたい」わけではありません。
それよりも断然、「予防歯科」の方に関心があります。
患者さんが自分のお口の健康を長く守れるよう、予防のクオリティを上げるための有効な治療の選択肢である、インプラントの精度を高めていきたいと考えています。
インプラントの症例をどれだけ増やすかが大事なのではありません。
歯医者さんによっては、どれだけインプラント手術をしたかを自慢したくなるかも知れませんが、ボクはどれだけ患者さんの歯を残せたかを自慢したい。
患者さんにとって本当に大事なのは、どれだけ自分の歯を守り、口の健康を維持できたかということであるはずです。
それがボクの歯科医としての誠実さと志だと思っています。
本当は抜かなくてもいい歯、残せる歯を、無理に抜いてしまってインプラントを入れるような、ボクはそんな魂の欠落した弱い歯医者にはなりたくない。
グラグラで抜けちゃいそうな歯でも、がんばり次第で抜けずにすむことだってあります。そんな歯を一本でも多く、一日でも長く残せるように、ギリギリまでボクは努力したい。あなたとボクの二人三脚で努力しても、どうしてもダメだったとき。そうなってしまったときにだけ、ボクはインプラントに踏み切ります。
もちろん、ブリッジや部分入れ歯という選択肢もあるけれど、ボクは自分自身や自分の親にブリッジや部分入れ歯は入れたくないから、あなたにもそれはおすすめしたくない。ブリッジや部分入れ歯を入れると、総入れ歯までまっしぐらなんです。総入れ歯になったら、さっき書いたように、脳も体も一気に老化します。インプラントを取り入れて、早い段階で予防していくのが最良の選択だと思います。
ボクの家族は、両親も一緒に2世帯で暮らしています。ボクは親に健康で長生きしてほしい。ボケてほしくないし、一緒においしいごはんを食べたい。だからあなたにも、大切な人と一緒においしくごはんを食べてほしい。
ボクがあなたに提供できるのは、歯医者としての技術じゃなくて未来の幸せだと思っています。
道理に合わないことは、歯科医としても人間としても絶対にしたくない。
あなたの幸せに関わることが、ボクの幸せなんです。
「この歯はもう無理だから、抜いてインプラントにしちゃいましょう」
この一言がサラリと言えるようになったら、もっと儲かるのかもしれないですけどね。手術数も増えて、「すごくデキる先生」みたいに見られるのかもしれないですけどね。でもそれがあなたの幸せだとはとても思えないから、そういうのはボクには無理です。
最後まで、あなたの歯を残せるようにあなたと一緒にとことんがんばる。
歯はできる限り抜かない。それがボクの流儀。
あなたを歯の一本一本に全身全霊をかけて、ホンモノの仕事をしています。

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